EmiriTouchのリリースに寄せて−Emiri家のことなど

リリースノート

Android版の入手先: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.emiripapas.touch

育児日記のEmiriSystemはどちらかというと一眼レフカメラで写真を撮ってこまめに日記をつけるパワーユーザのパパさんママさん向け日記システムでした。実際Emiriパパも一眼カメラ(ミラーレスですが)にこだわりながら16年間1日も絶やさず日記を付けづづけるというハードユーザを通して来ました。一方、すっかりスマホ中心になったEmiriママさんは写真はスマホで撮るし日記を見るのもつけるのものスマホがいいということで、アプリの開発をせがまれていました。今のほとんどのパパさんママさんのニーズも同様だったと思います。ひとへにアプリの投入が遅れたのはEmiriパパの開発にかけられる時間の関係でしたが、カメのようにゆっくりとではありますがこの度やっと公開できるアプリが完成したという次第です。そして自分で使ってみて、うーむこれはいいな、と今更ながら思っているところです。もっと早くに開発するべきでした。というわけでEmiriSystem初の本格アプリEmiriTouchリリースです。

Emiriのこと

このシステムの開発のきっかけとなったEmiriちゃんは16歳になりまして立派に高校生やっています。長くお使いのユーザの方はご存知かと思いますが2012年、Emiriが10歳の時に重い病気になってしまってつらく苦しい日々を送りました(その時のことはこちらこちらに詳しく書いております。またその経緯から骨髄バンク登録のお願いをしております)。そして長かった闘病生活はEmiriから髪を奪ってしまいました。免疫抑制剤の投与は三年間も継続しました。今もときどき外来診察にいきます。それでも16歳になったEmiriは制服を着てウィッグをつけて颯爽と通学しています。今行っている高校も自分で見つけて来て勉強して入試を受けてそして入学しました。先日は体育の授業で持久走があったとかで小学校の四年生以来実に五年ぶりに走ったら2kmも走れたと喜んでおりました。走れるという事が嬉しいそうです。
Emiri@逗子海岸 LUMIX GX9 LEICA DG SUMMILUX 15mm Photo by Emiriパパ
闘病中、特に再生不良貧血のときには多くの方々に輸血という形で命を助けてもらいました。髪をなくしてからは善意のウィッグを寄付していただきました。超高額な医療費も社会保険という形で援助してもらいました。そうやって人はたくさんの人から支えられているのだということを初めて知りました。Emiri家もできればこういった善意に少しづつ恩返しして行きたいと思っています。先日は妹Yurariが生まれてからずっと伸ばしていた髪を切って逆にヘアドネーションに寄付しました。そしてこのEmiriの名前がついたEmiriパパお手製の日記システムEmiriSystemもその一つと考えております。育児日記ではりますが、楽しい時もつらい時も後から見返して愛おしく思える日記シスムを目指しています。あまり知られていませんが病気になった時などのデータも克明に残す機能を備えています(同じ病気になってしまった人の参考のためにこちらにはEmiriの治療経過を詳細に公開しています)。
なぜ人は日記をつけるのしょうか。少なくともEmiri家のこの16年間の日記は家族に大いなる力をくれるものでした。2012年から2013年の一番辛かった時の日記は今でもトラウマで読み返すことができません。でもいつかEmiriやYurariが大きくなった時にあのころのお父さんお母さんは頑張っていたなーという懐かしい記録になっているのではないかと思っています。長くつける日記はすばらしいです(特に動画)。生きている証を身をもって体験したEmiri家が送るEmiriSystemで是非日記を始めることをお薦めします。
EmiriSystemのユーザの方で日記にまつわるエピソードやオススメの言葉をいただけるようでしたら、是非ともmitaro2000@gmail.comにお寄せください。よろしくお願いします。

日記のサンプル:長くつけるとこんな風に見えます

Emiri家のある日の日記です。定番は一年づつ過去に遡っていって時々ひと月前に移るとまた別のシリーズが見れます。兄弟姉妹で別の日記をつけていると兄弟の生まれてから同じ日数の日記や同じ日付の日記にジャンプして今度はお姉ちゃんお兄ちゃん視点から別のシリーズを読み返したりします。あっという間に時が流れる至福の時間です。

Emiriパパ 上田

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